さて今日は、新商品のご紹介。
当店で人気の、「箏爪入れにもできるアクセサリーケース」と同じシリーズの「遠州綿紬」を使った3アイテムです。中身が出し入れしやすい「箱型小銭入れ」は、三味線の替糸入れにもいいですね。
遠州綿紬について
「遠州綿紬(えんしゅうめんつむぎ)」とは、布に温かい風合いが出るような糸を使用して静岡県の遠州地方で作られる、柔らかな質感の織物です。
四季彩堂
「どうして静岡?「-ニワミセ-」は長崎の商品を集めてるんじゃなかった?」と思われるかもしれません。
実は、和楽器店である平野楽器店で和雑貨を取り扱うようになった、きっかけの商品があったのです。
箏の爪入れに…
箏を演奏するとき、親指、人差し指、中指に、象牙などで作った爪と呼ばれる道具をはめて爪弾きます。
その箏の爪入れといえば、キラキラした豪華な錦織のケースが多く、私が小さい時は、そんな綺麗なケースを眺めるのが大好きでした。
しかし、これらのケースは爪を守るためにしっかりとした作りになっており、それなりにお値段がするものがほとんどです。そのせいもあるのか、お客様のなかには、がま口財布や小さい巾着などに入れる方も多いと聞きました。
そこで、もう少しお手頃なお値段で、柄もカジュアルな、しかもしっかり保護してくれるケースはないものかな…と思いながら色々なメーカーさんを探していたところ、こちらのアクセサリーケースに出会いました。
550円!?本当に?でも柄もかわいいし、サイズも爪1組分にちょうどよさそう!ということで、試しに少し仕入れてみた、というわけです。
心配していたのは、ケースの内側。プラスチックだと、カラカラ音がしてしまうし、十分に保護できるとは言い難いのではないか…。
しかし届いてみると、内側にもしっかりと生地が!音の心配はなくなりました!その生地も少し起毛した優しいもので、これなら安心して爪を入れられる、と思える品物でした。
仕入れた直後、ちょうど新しく爪を作りにこられたお客様がいらしたのでおすすめしたところ、大変喜んでくださいました。
このアクセサリーケースがきっかけで、普段使いにもでき、和楽器をされるお客様にも適した和雑貨を少しずつ仕入れるようになりました。今回の新商品、箱型小銭入れも、替糸入れにピッタリだね、ということで仕入れた商品です。
三味線は、太さの違う3本の糸(弦)を使っています。弾いていると、特に一番細い3の糸は、演奏中に切れてしまうことがよくあります。そのため、演奏者の方は常に替えの糸を持ち歩いているのだそうです。
そんな、普段持ち歩く替糸入れも、ちょっとかわいいお気に入りのケースがあるといいですよね。
和楽器店の目線で
オンラインショップ「-ニワミセ-」は、長崎の和楽器店「平野楽器店」が運営しています。和楽器をされているお客様に喜んでいただける商品を、常に探していきたいと考えております。
もちろん、和楽器はわからないけど和雑貨好き!という方にも喜んでいただきたいですので、和楽器専用という枠をはずして、色々な用途で使えるものもご紹介していければと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。
広告